読書感想文

読んだ本の記録

有川浩について

公的機関が好きなのだろうか。批判でも賞賛でもなく、有川浩の作品を好きでそれなりに読んできた上で生まれた、ただのフラットな感想。というのも、自衛隊三部作、「空飛ぶ広報室」、「県庁おもてなし課」など、公務員を主人公にした小説が多い気がするから…

サマセット・モームにはまっている

「月と六ペンス」で有名なモーム。まさにその本を2年前に読み、私の中のモームのイメージは、その一冊のみから受ける印象によって、「なんだか暗くて難しい話を書く人」となった。好みドンピシャというわけではなかったから、他の作品に手を伸ばすこともなく…

最近読んだ本:『猫を抱いて象と泳ぐ』

友達にすすめられて読んだ。 小川洋子の本は初めて。何も知らない。 タイトルから受ける印象は、ふんわり、ファンタジー、心温まる…… 全く違った。 チェスを指すからくり人形の「中の人」となった男の一生。 独特の感性をもち、想像の世界にしか居場所のない…